FAIのお話

ダクトとはちょっと違うFAIのお勉強です。


FAIとは
FAIはE-Layer Field Aligned Irregularitiesの略です。
意味は..よく分からず。


FAIの伝播を日本海ダクトと呼ぶ人がいますが、
ダクトとFAIは別物で下の条件に当てはまる場合はダクト
ではなくFAIの可能性が高いそうです。

FAIの発生しやすい時間帯
Es発生の後多くあらわれ20時ごろから真夜中まで続きます。

方位(ビームは西へ)
一番確率が高いのは、北陸から山陰の日本海沖です。(能登半島ビーム)
だだし、これはこの場所あたりの磁場に電離層散乱域が出来やすいと
言うことです。又、散乱域の場所はコンディションや時間、QSOの相手の
場所等によって変わりますのでアンテナの方位、仰角はQSOのたびに
修正する必要があります。2mの場合アンテナは大規模ですので。
6mはあまり関係ないようです。FAIというよりスキャッターと呼ばれる場合が多いかも?

電離層の高度
80K〜100Km位。Esの高さとほぼ同じです。

仰角
反射面と自局との距離そして、反射面の高度と自局の海抜できまり、
北陸沖のFAIでしたら20〜30度くらいの仰角のようです。
例としては
1−5エリアとのQSOの場合25度
6−7エリアとのQSOの場合15度

アンテナの向け方
FAIでのQSOの場合、北陸から山陰の日本海沖に出没する
お互いにとって共通な状態の良い電離層散乱域にお互いが向け
ないとだめです。
散乱域の位置はコンデションによって変わりますので、リアルタイ
ムでアンテナの位置を修正する必要があるとのことです。
実際には、QSOしながら常に方位/仰角を調整して一番Sの強い所
をさがす必要があります。

QSOの範囲
1エリアと4/5/6エリアが一般的ですが
5エリアと5エリア
6エリアと5エリア
2エリアと5エリアという離れ業もあるようです。
ただし、極端に近い又は,遠い所がQSOを行う場合、散乱域に対して
反射の角度が効率の良い角度から外れる場合が多いので信号がかなり弱く
なるはずです。(丁度F2伝搬の正割の法則といっしょ)
最大局間距離はEsと同じで2,000km程度まで可能のようです。

実例としては
5、6からは岩手県久慈市まで交信できているようです。
FAIが強力な時が狙い目みたいです。

 

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